今日は５／４、佐渡ヶ島ともいよいよお別れです。前回は往きも帰りも両津港でしたが、今回は小木港から直江津港に向かうコースを取ります。航行時間はあまり変わりませんが新潟港よりも１００ｋｍ前後南下した直江津に上陸できるので、自動車での移動時間を短縮できるから、というのがその理由。
宿の人に見送られ、一路小木港を目指します。小木港でしばらく土産物を見て回っているといよいよ出航時間。フェリーに乗り込んで船が岸壁を離れます。いざ終わってみると短い３日間でしたが、また来たいですね。
フェリーの二等船室。ほとんどの人は５／５に帰っているんでしょうか、ご覧の通りラッシュとは無縁の船内です。する事もないので、食堂で軽く昼食を取った後は眠ります。
目が覚めるともう直江津に着くところで、ワラワラと下のデッキに降りて接岸を待ち、フェリーからいよいよ直江津に上陸です。そこから高速道路に乗って長野県へ向かい、松本市から今回の宿のある乗鞍高原に向かいます。
松本から安曇野へ向かう途中のトンネル。山奥になるほど路面とトンネルの状態が悪くなって行きます。トンネル内部もご覧の有様。歩行や自転車での通行など以ての外、とんでもないです（＾＾；
途中、梓川テプコ館のある「梓湖」付近のトンネルは要注意です。トンネル内に分岐があるんですが、ここで間違うと遠回りをするハメに・・・。
以前にもパンを買いに来た「ル・コパン」。ただし、今までは宿の近くに店があったんですが行ってみてビックリ、違う店になってました。
パンじゃなくて
ドライフラワーとか売ってます（汗）
目が点になる二人。
登って来る途中に「ル・コパン オープンカフェ」の看板があったのを思い出し。そちらへ行ってみようと言う事になり、来た道を引き返します。国道を折れて未舗装のジャリ道をゴトゴト走ること数百ｍ。「私有地につき立ち入り禁止」などの看板が並ぶ中を「ホントに大丈夫かな？」と冷や汗をかきながら進んで行くと・・・ありました！
もともとこのパン屋さんはパンを売る店舗とは別に、野外でピザやパンを食べられるオープンカフェを運営していたんですが、我々はこちらにはまだ１度も来た事がなかったんですな。
天気はあいにくの雨、「オープンカフェって屋外だから、ひょっとしたら店じまいしちゃってるかな？」と半信半疑で行ってみると、ちゃんと営業しているようです。残念ながらパンは既に完売したとの事なので、石窯焼きのピザを食べて行く事にしました。
メニューの中からまろーんは「信州きのこ」を、私は「乗鞍スペシャル」を注文、半分ずつ食べる事にしました。
店の人に話を聞いてみると、今までの店は松本方面の道の駅に移転したそうで、元々の店の建物を花屋さんが使っているという事でした。そういう事であれば、帰り道にその道の駅に寄るとしましょう。（＾＾）
何だか プロレスの関節技 みたいな名前のピザですが、岩魚の燻製とチーズがトッピングされたピザで、非常においしいです。
手前にあるのはぶどうジュース。ぶどうの濃い味がたまりません。おかわりしたいぐらいです。
こちらは「信州きのこ」。しめじ、舞いたけ、エリンギなどのキノコがタップリと乗ったピザで、こちらも二人であっと言う間に食べてしまいました。
グラスの間の皿に乗っているのは、お店の人がオマケに付けてくれたもので、「石窯フルーツ」という商品。パンなんですが、しっとりした独特の食感です。酵母で発行させたパンにレーズンや胡桃が入っていて、これもおいしいです。（＾＾）
こんな天気でもちゃんと屋外で食べられます。周囲の木をうまく使って天幕を張る事で雨に濡れずに食べられるようにしてくれているので、パチパチと薪の燃える心地いい音を聞きながら食事ができます。
静かな山の中で薪のはぜる音を聞きながらノンビリ食べる・・・最高ですねぇ。（＾∀＾）
こればかりは都心のお店がいくら頑張っても真似はできません。
ピザ（１８ｃｍ）が１枚￥６５０、ぶどうジュースが￥３００。適正価格です。（＾＾）
ル・コパンのＷｅｂサイトＵＲＬはこちら。
http://www.le-copain.net
その後、もう何度も来て常宿となっている旅館 「さつ木荘」 に到着、チェックインしてから夕食となりました。
ここの宿、建物はあまり目立たないんですが、旦那さんの暖かい対応と家庭的な食事が気に入って、もう４〜５回は泊まりに来ています。メインメニューはもうすっかりお気に入りの鴨鍋。それに焼肉、キノコの大根おろし和え、各種漬け物、味噌汁が加わります。
今回は新たに旦那さんの手作りである「わさびの茎の漬け物」が加わりました。ちょいとピリリと来る適度な辛味がおいしい一品です。
ここに来る理由の１つがこの鴨鍋。何だか実家に戻って家族で鍋を囲んでいるような気分になれますね。鴨肉の他に、豆腐、春菊、ゴボウに長ネギ、白菜が入っていて、食が進みます。
写真には写っていませんが、この後で焼き鮭が加わって、焼きたてのアツアツを頂きました。（＾＾）
ここに来ると、おかずの美味しさも手伝って、ご飯のおかわりも進む進む。（笑）今回も結局２杯もおかわりして、二人で炊飯器をカラッポにしちゃいました。（＾＾ゞ
風呂場に続く部屋の壁にかけられていた色紙。左側に名前が書かれているので読んでみると、
内閣総理大臣
宮澤喜一
と書かれています。・・・マジっすか？（°°；
この宿でもう１つ、気に入っているのがこの露天風呂。
天然温泉を引いていて、２４時間好きな時に入れます。我々が泊まる時は他にお客さんがいない場合が多いので、
文字通り
貸し切り露天風呂状態です
奥にはシャクナゲの花が咲き、周囲は白樺などの木々が囲みます。天気のいい夜は風呂につかりながら星を見る事もできるので、もうたまりません。（＾＾）
風呂の後は荷物を整理、ＴＶを見つつ明日の予定をたてて就寝となります。